~新撰組~『時を超えた少女の恋』
「それで?飲んだんですか?」




『芹沢さんが直々にお酌してくれて…。』




私が言うと沖田さんは大げさにため息をついた。




「美夜さん、お酒は体に悪いんですから!」




「それに……。」




沖田さんは私の病気のことを気にしているのだろう。




本当に沖田さんは優しい。




人斬りと呼ばれた人には思えない。




こんなに優しい人なのに…。




『私は大丈夫です。』




『それに、こんなことでは死にませんよ。』






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