~新撰組~『時を超えた少女の恋』

沖田side

目覚めた時にはもう、美夜はいなかった。




美夜の変わりに手紙があった。




僕はその手紙を読んだ・・・。




「(総司へ。
今までありがとう。
私はもういないけど、総司は元気でいてね。
私のことは忘れてください。
恋仲だったことも…
違う人と幸せになってね?
私は遠くにいても壬生浪士組のことを忘れないよ。
総司に出会えてよかった。
大好きでした。
本当にありがとう。)」




僕は手紙を読んで頭が真っ白になった。




僕の前から美夜が消えた。




確かに昨日美夜は何か変だった。




皆に挨拶に行ったり。食事を作ったり。




美夜は最初から決めていたんだ・・・。





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