~新撰組~『時を超えた少女の恋』

斎藤side

俺は園田とはあまり話したことは無い。





だが、嫌いなわけではない。




むしろ好きな方だ。




園田はいつも俺の料理の味見をしてくれる。




その時くらいしか園田とは話さない。




でも、話さなくても気まずくなるわけではない。




園田といれば落ち着く。




俺はいつの間にか園田を好きになっていたのかもしれない。




でも、もう園田はいない。




俺の気持ちを伝えることもできない。











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