~新撰組~『時を超えた少女の恋』
「それは何に対しての謝罪なの?」




『解らない…只、幸喜が辛そうだったから。』




「じゃぁ…昨日どうして抜け出したんだ?」




『息苦しかったの…ココが。』




私は静かに涙を流した。




幸喜はそんな私を抱き寄せた。




「ごめん…美夜………。本当にごめん。」




『幸喜謝らないで?私が悪いのよ…私が弱いから。』




幸喜はただ黙って私を抱きしめていた。




暫く経って幸喜が言った。




「僕を置いていかないで。」





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