~新撰組~『時を超えた少女の恋』
「園田…どこ行くんだ?アぁ゛!!」




土方は私の前に立ちはだかった。




近藤さんはそれを見て楽しそうに笑っている。




笑っている場合じゃないっしょ!!




私は額に嫌な汗をかいた。




土方は私の腕を掴んで引きずりながら歩き出した。




私は近藤さんに助けを求めたが笑ってスルーされてしまった。




私はそのまま土方の部屋につれてこられた。




「出せ。」




土方は部屋に着くなり言った。




私はすばやく句集を渡した。




土方はそれを奪うと中身を確認した。




私はその隙に部屋を抜け出した。




土方は追っては来なかった。





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