ぼくのなまえ


女の人は微笑んで

ぼくに言った

「私と一緒に暮らしてくれる?そうしたらあなたに、名前をあげられるわ」

ぼくは何度も

緑色の瞳をパチパチさせた

名前をもらえる

みんなと『おなじ』になれる



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