俺の気持ち
「.......う、」
何か....聞こえる?
「.......う、もぉ、想ってば!! 起きなさいよ!」
「.......ん。」
コソコソと咲南が
「想、当たってるし、初っ端から寝てたから松村先生超不機嫌だよ?」
「おい、青木。」
「.......はい?」
「起きたか。」
「...いちおう」
「黒板の問題、成績優秀な青木なら解けるよな?」
...は?
「ほら、前出て解け」
俺は渋々前に出る...
すると
コソコソと話し声が聞こえる
「あれさ、まだ習ってないよねー?」
「そんな問題想くんに当てるなんて松村最低!!」
俺に聞こえてるってことは
松村にも聞こえてるはずだ...
松村に眼をやると
明らかにさっきより不機嫌になってる...
「何やってる! 青木さっさととかんか!!」
そー言ってることだし
やるしかないか...
問題はあくまで基本に応用を加えた応用問題
カッカッカとチョークで式を記し答えを出す
書き終えると、自分の席に着いた。