俺の気持ち





席に戻ると
咲南が眼を輝かせて待っていた




「想!!すごいじゃん!頭良かったんだー!!私、全然知らなかった」




「....教えてないし」




「教えてくれたっていいじゃん! 想っていっつも寝てるから....勉強出来ないって思ってた!!」




「咲南、お前って失礼すぎんだろ...」





「そんなことないし!」





「そこッ!!しずかにせんか!!!」





「す、すみません。」





「ククッ...怒られてるし(笑)」







キーンコンカーンとチャイムが鳴った





「今日の授業はここまでちゃんと復習しろよー」





「はい、号令」




起立、気をつけ、礼
と委員長の声が聞こえ
化学の授業は終わった。








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