SIGNAL〜under the sky〜
「はぁ。
そう焦らなくても大丈夫だよ?」
「うん…」
「あー…ならさ、あたしの従兄弟紹介しようか?
前、祢桜のプリ見てさ『俺を紹介して!』って煩いんだよ」
…………は?
いやいやいや………
「どうしてプリ見せたんですか…?
あたしのどこがいいのさ……」
あたし可愛くないし。
「あいつが勝手に見たんだよ。
んーそれは、あいつに聞いて。
まぁあいつの写メ見てみな?」
そう言って、光希がケータイをあたしに差し出した。
あたしは、「どれどれ…」と覗き込むと、そこには黒髪のイケメン…ってより、可愛い感じの男が写っていた。
「可愛い顔してんね」
あたしがボソッと言うと、光希は笑って言った。
「だよね!
これでも身長183あるからね。
しかも、あたしらとタメだよ」