SIGNAL〜under the sky〜
うわっまだ根に持ってやがる。
「大人気ねぇな?」
あたしが見下すように言うと、煌夜はフッと笑って言った。
「知ってるし」
自覚してんのかよ。
「ふ〜ん?
しゃーねぇな。
1人でランニングに行けない、可哀想な煌夜のために、一緒に走ってやるよ」
「てめぇ、3回死んでこい」
「無理だね。
つーか早く部屋から失せろ。
着替えるから」
あたしがそう言うと、案外素直に部屋を出て行った。
「どーしようかな」
ジャージ姿でいいよな。
んでポニーテールにすればいいか。
歯磨きしよ。