SIGNAL〜under the sky〜
あたしは隣に立ってる悠理くんを見た。
さっきの自慢気な悠理くんではなくて、朝のような真剣な顔つきで夕日を見つめる悠理くん。
何を考えているんだろう?
悠理くんの横顔が格好いい。
ヤバい………。
心臓がバクバクしてきた。
そんな感じが10分続いた。
そして悠理くんが漸く口を開いた。
「祢桜ちゃん」
「ん?」
すると、悠理くんは何かを決心したように、あたしの目の前に立った。