SIGNAL〜under the sky〜
「知ってた?」
あたしは泣いている悠里に優しく声をかける。
「あたしって包容力あんの。
ホルンが周りの音を包むみたいに、あたしもそのくらいのドデカい包容力持ってんの」
「お、う……」
「まぁ自称なんだけどさ(笑)
そゆことだから、あたしに想いぶつけていいよ?
分かった?」
「さんきゅ…」
「分かったならよろしい。
部屋行って少しベッドに横になってて?」
泣き疲れただろうし、すっきりしてたら爆睡出来ると想う。