春・紅茶・春
女手ひとつで子供を育てるのは、きっと想像を絶する苦労があったに違いない。

そんな思いをして、育ててくれた母の期待に答えたい気持ちはある。

だか、当の本人が、どうしたいのか。
どうなりたいのか。
何をしたいのか。

自分の事なのに、解らない。

今の私には、目の前に迫った中間テストをなんとかしなければ、追試の日々が待っている。

それだけが、今の真実なのだ。
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