残雪

「ま、結果的にそうなったんだけどさ・・・。
なぁ・・・俺はまだあの二人と一緒に居るよ。そんな俺をみてお前はどう思う?」



呆れるか?それともいつものように、ばっかじゃなーい?っていって笑いかけてくれるか?

どんな形であれそれをしてくれるのは他の誰かじゃなくてお前だったからよかったんだけどな・・・。

そうぼうっと考えていたらだんだん眠くなってきた。

あぁ・・・。あのときも頭の中はずっとぼうっとしてたな・・・。

お前が目の前にある崖から落ちたときもそうだった。

ただ、ぼうとしてる中でも守らないといけないという気持ちだけで俺は動いていて・・・。

あのあと、医者にみてもらったら普通だったら目覚めてないはずだったんだって。

不思議だよな・・・。

守れなくてごめんな・・・。

お前を守れるの俺だけだったのにな・・・。

結局俺は・・・。

・・・・・。





そうして、俺はいつの間にか眠りについていた。
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