残雪

「あれ、先生どうしたの?私変なこと言った??」



どうやらそのことが顔に出たらしく苦しく歪んだ顔になっていた。



「あぁ・・・。いやちょっとな。
てか良いのか?朝のSHL始まるまであと2分だぞ?」

「えっうそ!ヤバ!!!もう早く言ってよ!!!マジで!!!
あー、もうこれ遅刻フラグだぁ・・・。じゃーね先生!」

「おう、また明日なー。課題にならないようしっかりやれよぉ」



彼女はわかってるー!と大きい声を出しながら手をふって校舎に走っていった。

俺はそれを見送りながら学校敷地内を後にし目的地へと向かった。


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