残雪

プリムラ


「前来たときよりは雪減ったな・・・」



前来たよりも雪の積もってる量が減っていた。

前は足首ぐらいいまではあったけど、今は靴に盛り上がることもないぐらいだった。



「ほら、お前の好きなプリムラの花だよ」



そういって向かう途中花屋で買った花を地面に置いた。

目の前には大きな木がある。

プリムラ・・・。

花言葉は永続する愛情
富貴、神秘な心
運命を開く、可憐、うぬぼれ

冬になるとお前は決まっていつもこの花のことはなしかけてくれたよな・・・・。



「まったく・・・。今となってはお前が居ないから花屋にいって買うの恥ずかしいんだぞ?一人で・・・」



昔はお前とよく買いに行ったんだっけな。
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