雪の降る日に
 

自由になった片手を俺の体にぶつける。
けど、かなうハズがない。
俺は全身で七瀬を押し付けてるし、


離したく…ねぇんだよ。


何度も、何度も顔の角度を変えて、七瀬の唇を奪った。


「、んっ─ー!」


くぐもる七瀬の声。
逆に拍車がかかって…



欲情。


そんな言葉が似合った。 
俺は七瀬に欲情していた。



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