雪の降る日に
 



放課後。部活を終えた俺は茶道室に向かった。


茶道室の隣には、茶道部に使用許可が降りている物置部屋のようなものがある。

茶道部部長である七瀬がそこの鍵を借用するのは簡単なことで、俺はそれを利用した。


少し古い扉に手をかける。
ガタガタと音を立てて開いた扉の向こうには、いつものように七瀬がいた。




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