雪の降る日に
 



「七瀬」

声を掛けると七瀬は立ち上がり、俺の前まで来た。


何も言わず首元に触れる。
ぴくりと動く七瀬の体。


けれどすぐに目を閉じた。


それを見、俺は七瀬の体を床に横たえた。



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