あたしの執事
ひまわり
暑い夏の日、私は学校にいた。
「暑いですか?ココロ様」
「大丈夫…大輔さんは暑くないの?」
「私は慣れてます。それより、ココロ様が心配です」
大輔さんはそう言って、私のおでこに手を当てた。
「熱はないみたいですね」
私は照れて、窓の外を見る。
そこには太陽に向かって、伸びているひまわりがあった。
「ねぇ…大輔さん…ひまわりってすごいね」
「そうですね。太陽に向かってグングン伸びていく。ココロ様みたいですね」
「え?何で…?」
「ココロ様はどんどん成長してます」
そう言って大輔さんは微笑んでくれた。
大輔さん、その笑顔反則。