あたしの執事
ひまわり

暑い夏の日、私は学校にいた。

「暑いですか?ココロ様」
「大丈夫…大輔さんは暑くないの?」
「私は慣れてます。それより、ココロ様が心配です」

大輔さんはそう言って、私のおでこに手を当てた。

「熱はないみたいですね」

私は照れて、窓の外を見る。

そこには太陽に向かって、伸びているひまわりがあった。

「ねぇ…大輔さん…ひまわりってすごいね」
「そうですね。太陽に向かってグングン伸びていく。ココロ様みたいですね」

「え?何で…?」
「ココロ様はどんどん成長してます」

そう言って大輔さんは微笑んでくれた。

大輔さん、その笑顔反則。
< 1 / 127 >

この作品をシェア

pagetop