あたしの執事


「じゃあ行こうぜっ」
「うんっ♪」



ウキウキしているココロ。
こいつ……本当は並びてえんじゃねーの(笑)?



「ねーねーぇ凌ちゃん~……まだあ?」



お前っ!!まだ5分も経ってねえぞ?
どんだけ待つの嫌いなんだよ……(笑)


俺は前にいる人の数を数え、ココロの頭を叩いた。



「まだだっつーの(笑)待ってろ?」
「う~ん……」



待つのが大嫌いなココロが、珍しく行列に並ぶ……。



ココロは行列の先を目を輝かせて見る。
ココロの目線の先には……女が大好きなクレープ。



お嬢様がこんなんに目、輝かせるなんてな……(笑)



「ここに並べば……あれ……食べれるの……?」
「そうっ♪お前……よだれたれてる……(笑)」
「えっ!!うそ~ん……」


ココロは、ポケットからタオルを取りだし、そのタオルで口をおさえた。


「早く言ってよ~!!」


顔が真っ赤なココロ……。



惚れんだろーが!!



あ……もう惚れてるか(笑)

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