あたしの執事
やっぱり君がスキ。
んもー!!
よだれなんて……あり得ない―!!
凌ちゃんはケラケラ笑っている。
「おまっ……まじ可愛いすぎ!!」
可愛い……?
可愛いって……言われたら……。
……やっぱり凌ちゃんは女ったらしだ。
女の子がときめいちゃう言葉をスラッと言ってしまう。
こんな言葉……大輔さんに……って……今、私は怒ってるんだ!!別に……大輔さんが悪いってわけじゃないんだけど。
だから、こうして凌ちゃんと一緒に……。
でも……どうしても、隣にいるのが大輔さんだったら……って思ってしまう。
凌ちゃんに悪いって思ってても、考えてしまうのはいつも大輔さん。
ぼーっとしていた私に凌ちゃんは、
「ココロ~何食いたい?」
あ……もう回ってきたんだ。
私は凌ちゃんの隣に行き、メニューを見た……。
すぐに目をつけたのは……
「チョコバナナクレープ……」
私の大好きなチョコレートとバナナの組み合わせ。
ごく普通のクレープらしい。
他にはアイスが乗ってるのだとか、サラダのだとか……。
アイスは賛成できるけど、さすがにサラダはね……(笑)