あたしの執事
私は今日もらったキーホルダーを見つめた……。



カップルかあ……。



そう思いながらも私はそっと目を閉じた……。




―・―・―・―・―・―・―・―・


小鳥の囀ずりで目が覚める。
カーテンを開けると、朝の日差しが容赦なく私の目へ入ってくる。


「うわっ……眩しぃ……」



私は眠い目を擦り、下へ降りた。



あ……私、喧嘩してるんだった……。



私が再び二階へ上がろうとした瞬間……



「ココロ~?起きてるなら、朝ごはん食べてちょうだい~」


「私は怒ってるのに……何でお母さんとか分かんないの……?……もう仲直り?意味分かんない……」



私はブツブツ言いながらもお母さんの言いなりでリビングに行った。



そこには笑顔のお母さんの姿があった。
一瞬こっちを見たけど、再び料理に目線をずらすお母さん。



「ココロ、おはよ~っ」




エプロンをして料理を作っている。そんな……私と大輔さんが来てるからって張り切んなくてもいいのに。


エプロンなんて……実際にしたとこ見たの初めてだし(笑)
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