あたしの執事
「ねぇ……大輔さん?」
「どうなさいました?」


ミラーから見える私を見る大輔さん。
ミラーから見られても鼓動は早くなるばかり。


「凌ちゃんと……何話したの?」
「それは秘密です」

あらら……即答……。


少し悲しいかも……。
でも凌ちゃんに聞くもん!!


……って……ちょっと凌ちゃんの気持ちも考えなきゃだよね?


もし……もしだよ?


私が大輔さんに告って、大輔さんには好きな人がいて……振られた後すぐに大輔さんにメールとか電話されても……傷つくだけだよね……。



凌ちゃんがどうかは、私には分からないけど……。


でも……凌ちゃんは女の子が好きだから、すぐにナンパとかしてるのかも(笑)

こんな事を凌ちゃんに言ったら怒られるね(笑)



凌ちゃんと行った遊園地での写真。
凌ちゃんが買ってくれたクレープ屋さんで貰ったペアのキーホルダー。



全部が私が大好きな物。
ペアキーホルダーは、私がどっちも持ってるんだけどね(笑)



―・―・―・―・―・―・―・―・


う……揺れてる……。
ここはどこ……?


いつのまにか、ヘリコプターの中にいた私。


< 115 / 127 >

この作品をシェア

pagetop