あたしの執事
両想い
例えばさ?
憧れの人に告られた日に好きな人から告られたらさ?
それってさ……嬉しい事だよね?
だけどさ、この恋はイケない恋で……。
そうなってでも恋人同士になりたいっていう私の気持ちはいけないのかな?
「好きですなんてっ……」
私はベッドの上で足をバタバタさせながら、クッションを抱えていた。
大輔さんは只今シャワー中
別にっ!!Hな事とか考えていません!!
私は純粋な乙女です……。
ガチャ……
シャワー室のドアが開く音。
やばいっ……今顔真っ赤だよねっ!?
まじどうしょー!!!
「ココロ様……先程は……すいませんでした……」
「ううん……」
バスタオルで髪を拭く姿……。
大輔さん……凄く色っぽすぎるよ。
告られた時に私……大輔さんに抱きついてしまった。
~・~・~・~・~・~・
「……好きです」
その瞬間私は凄く幸せになった。
私はその言葉を聞いた瞬間……大輔さんに抱きついた。
「ココロ様!?」
ほら、やっぱり声が震える。
大輔さん緊張したんでしょ……?
「私も……好き」