あたしの執事
気持ちを伝えた瞬間、大輔さんも私の腰に手を回してギュッって強く抱き締めてくれた……。





そんな事があったからさ、顔とか合わせずらかった……。



大輔さんはいつものように接してくれてる……けど私は緊張しすぎていつものように接する事が出来ない。


それどころか、目を合わすことすらできないなんて……。



「ココロ様……もう今日は遅いのでお休みになって下さい」


お休みになってって……まだ眠くないし、興奮してるし、これからどうしょうとか……そういうのを考えるから寝れるわけないじゃんー!!


「……ココロ様の事、ちゃんと私が守りますので」



「守ってくれる……?」
「はい。必ず」
「うん……!!!」



大輔さん、これから……ずっと迷惑かけると思うけど……宜しくねっ!!



そんな想いとは裏腹に……


掟をやぶる事がどれだけの事か……
あんなに凄いライバルが来るなんて……。


この頃の私は何も知らなかった。



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