あたしの執事

私は、仕方なく保健室を出た。


執事は病気になったらお嬢様から少しの間離れるっていう決まりがあった。


私は小さい頃に、お父さんとお母さんに執事の大輔さんをプレゼントされた。


お母さんも、お嬢様だった。


お母さんにも、執事が付いてて…その執事は、お父さんだった。


二人は結ばれちゃいけない二人だったけど…。お母さんはお嬢様を辞めたから今、執事だったお父さんと結婚して、私が生まれたってお母さんから聞いた。


お母さんがお嬢様の頃から変わらない校則で暮らしていけるのがなんだか幸せだった。

凄くお父さんを慕っていたって大輔さんが言ってた。だから大輔さんは私の執事になってくれたのかな…?
< 13 / 127 >

この作品をシェア

pagetop