あたしの執事

学校が終わり、寮に戻った。


私は制服を捲り、少しあったご飯をといだ。


「ココロ様!?何を作るんですか??私が作りますよ?」


「病人の大輔さんは座ってて!!」

私が、初めて料理を作る姿を見ていて少し心配そうな様子だった。


私が作ろうとしてるのは、お粥。
お母さんが私が風邪とかなるとよく作ってくれたもの。


作ってるところ見たことなかったけど…大丈夫だよね!!


私は、ご飯を小さなお鍋に入れた。
そして水を少しずつ入れた。


ガスのスイッチを入れてご飯をじっくり見ていた。


ぶつぶつ…
真っ白なご飯が音をたてる。


私はゆっくりお茶碗にお粥をよそった。


普通なら火をつけてる時に塩を入れるけど、料理を作った事がない私は、入れるのを忘れてそのまま、大輔さんに出しちゃった。
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