あたしの執事
私はドレスに着替え、会場に行った。
みんなは、もう執事と舞踏会を楽しんでた。
そして音楽がゆっくりになった時…。
ドアが開いて光が入ってきた。
人影だけが見える…。
その人はゆっくり階段を降りて私の方に来た。
「ココロ様…お待たせしました」
その人は大輔さんだった。
いつもよりかっこいく見える大輔さんは、やっぱり大人っぽかった。
大輔さんは手を差し伸べた。
私は大輔さんの手の上に手を置いた。
私と大輔を囲むようにみんなが踊っている。
こんな時間が続くといいのに…。
だけど、パートナーの交代の時間になり、やっぱりさくらは、大輔さんの所に来た。
「大輔さん…一緒に踊りましょ」
「はい」
嫌な顔一つもしない大輔さん。
嫌じゃないの…?