あたしの執事
「キレー…」


私は大輔さんに目を移した。
大輔さんは、私の視線に気づいたのか、私をみて微笑んでくれた。


いつもと違う笑顔…。
凄く色っぽく見えた。


ロマンチックな建物の前で空を見上げる大輔さん。
さっきまで遠く見えたのに今は、凄く近くに見えた。


「ここの景色をココロ様に見てもらいたかったんです」


少し照れながら言う大輔さん。
こんな大輔さん初めて見る。


「私に…?」
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