あたしの執事
「そうですね…ほら、この場所とても良い場所だと思いません?」


「うん」


何発もの花火が打ち上がっていて、大輔さんの声もあまりよく聞こえない。


いつかもこんな事あったよな…。


~・~・~・~・~・~・~・~


中学生の時


「本当っ!お母さんとか大嫌い!!」
「ちょっ…ココロ!!」


お母さんを初めて無視する。
理由は、お母さんが私が執事を変えるって言ったから…。


私には、大輔さんしかいない…。
その一言が言えないだけで、自分にも苛立っていた。


私は、すぐに大輔さんのいる所に向かった。

大輔さんは、いつも1人の時は池の前のベンチで難しい本を読んでいる。

あ…いた…。

今日もまた大輔さんは、本を読んでいた。あれ…?何か本変わってる?
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