あたしの執事
「でも私…手伝いたいの!!」

「ココロ様は休んでて下さい」
そう言って大輔さんは、濡れた手を拭いた後に私の頭を撫でた。

そんな事されたら…休むしかなくなっちゃうじゃん…。


私はソファーに横になった。

お皿を洗う音が聞こえる…。
その音が子守唄みたいになって、私はウトウトしていた。

お皿を洗う音が急に消えた。

「ココロ様…少々お待ち下さい。すぐ戻って来ますから」

大輔さんどこ行くの…?
私は窓の外に目を移した。
< 3 / 127 >

この作品をシェア

pagetop