あたしの執事
看病
今日私は…熱が出た。
でも…大輔さんに看病してもらうなんて久しぶりだったから、凄く嬉しかった。
お昼、大輔さんは、私が食べやすいようなご飯を作ってくれた…。
もちろん、お粥もあった。
大輔さんのお粥は、とろける位美味しくてこのお粥を食べればすぐ治る!って位の腕前だった。
食欲旺盛な私は、ペロリと食べた。
食べると眠くなるのが私。
私は、すぐにベッドに向かった。
ふとベッドの横を見ると、椅子の上にまた難しい本が置いてあった。
「大輔さんって…私が中学生の時からずっと難しい本読んでるよね…」
「全然難しくないですよ…少し読んでみますか?」
大輔さんは、私にその本を渡してくれた。
中身を少し見ると難しい漢字や、言葉がズラリ。
とてもじゃないけど私には、向いていなかった。
「…難しいじゃん…何て読むのかも…分かんない…」
「大きくなったら読めますよ」
そう言って大輔さんは、私の頭を撫でてくれた。