あたしの執事

ミスコン



私は、この学校でミスコンの優勝をずっと取っていた。



今年もミスコンを狙っていた。



そして…さくらも狙っていた。


絶対負けない…さくらには負けたくないという気持ちでいっぱいだった。



今回だけは負けたくない意味があった…。

理由は、ずっと優勝していたから…という理由もあるけど…


私はこのミスコンで優勝したら…大輔さんに告白するつもりでいたから。



無理って分かってるけど…気持ちを伝えずに終わるのが嫌だったから。



だから…私は絶対に優勝する…。



私は、ずっと得意な英会話でミスコンに出ていた。



でも今年は、バイオリンで出ようって思った。



私は、バイオリンを極めるために大輔さんに練習を頼んだ。



「今年はバイオリンですか?」
「うん!だから…教えて!」
「分かりました」



そう言って大輔さんは私にバイオリンを持たせた。



そして…私のバイオリンに合わせてピアノを弾いてくれた。
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