あたしの執事


「ココロ様…演奏は自分が弾いて楽しむのではなく、聞いてる人に楽しませるようにやるんですよ」



バイオリンとかを練習するときには必ずこの言葉を言ってくれる大輔さん…。



私は、この言葉を忘れずに毎日練習をしてる。




「大輔さん!私…絶対に優勝するからね!」


大輔さんは微笑んで頷いてくれた。


「はい。必ず優勝させるように、私も練習に付き合います」



そして、私は夜まで大輔さんに練習に付き合ってもらった。



「ココロ様…もう終わりにしましょ」


眠そうな大輔さん…。
少し無理矢理に練習に付き合ってもらっちゃったかな…?


「大輔さん…ありがと」

「はい」


そう言って、大輔さんは自分の部屋に戻って行った。



私は楽譜だけを見て、その楽譜を頭に入れた。


頑張らなきゃ…さくらには…さくらだけには…絶対に負けない。



私は、眠りについた…。
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