あたしの執事
私は信じたい…。
少しでも望みがあるなら…。
それがもし1%でも…私は願い…信じる…。
「お願い…」
私は、手と手をギュッとした…。
目を瞑って…かすかな望みを願った。
「その2つの賞を頂けたお嬢様は……ココロ様!!」
さっきまでさくらを照らしていた光が一斉に私を照らす。
夢…じゃないよね…?
大輔さんは立ち上がって拍手をくれた。
会場にいる生徒や執事も大輔さんにつれて私に拍手をくれた。
さくらも…王冠をかぶりながら…私に拍手をくれた。