あたしの執事

クリスマス

月日が過ぎて、季節はもう冬になっていた。
この季節になると、私は毎年、家に帰っていた。



私は今年もクリスマスに、家に帰る約束をした。



「もしもし?お母さん…?」
「あら…ココロじゃない…今年も楽しみにしてるわね」


久しぶりにお母さんの声を聞いた。


変わらないお母さんの声に少し安心していた。


「お父さんは?」


「お父さんは今お仕事してるの♪ココロは本当に大毅が好きなのね」
「お母さんだって好きでしょ?」
「キャーッ!ココロったらっ♪」



お父さんにデレデレのお母さん。



若い時に結婚したのもあって、お母さんは現在、29歳。


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