あたしの執事

初★手料理


今日は、授業でバイオリンのお稽古だった。
大輔さんに教えてもらったバイオリンは、今では学校中で一番上手になった。

「ココロ様、頑張って下さい」
あれ…なんか大輔さんいつもより元気ない…。
しかも顔が真っ赤…。

もしかして…昨日の嵐の中に入っていったから…?

私は不安で、バイオリンが上手く弾けなかった。

そんな私をよそにさくらは私に針を刺すように言ってきた。

「ココロ、いつもよりド下手ね」
「静かにして…」
「そんなんじゃ、大輔さんに迷惑じゃない?」
私は、さくらを無視した。

だって…大輔さんが言ったもん…。
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