あたしの執事
大輔さんは…顔を真っ赤にしていた。
「ガールズトークじゃなくて、ボーイズトークね」
お母さんは、笑いながら言った。
いや、全然面白くないんですけどー(笑)
「ねーお母さん!早くしないと、作れないよ!」
私はお母さんのエプロンを引っ張った。
「あらあら、大輔さんの前だからって張り切っちゃって~♪」
「そ…そんなんじゃないし!」
私は視線をずらした。
ずらした先には、大輔さんがいて…。
体温が上昇していく。
もう!お母さんの馬鹿!
「ほら、お父さんと大輔さんはリビングにいて―!」
私はお父さんと大輔さんの背中を押してリビングに連れて行った。