あたしの執事
~・~・~・~・~・~・~
幼稚園の頃
バイオリンが全然弾けなかった私に何時間もかけて優しく教えてくれた。
それでも上手く弾けない私は悔しくて泣いてしまった。
「大輔さんは…私の執事で迷惑じゃないの?」
大輔さんは微笑んで言ってくれた。
「私は迷惑なんて思ってません。これは私がココロ様に上手になって欲しいから教えてるんですから」
その言葉が響いて私はまた泣いてしまった。
そんな私を見て大輔さんは私ね頭を撫でてくれた。