あたしの執事
「ブス…」


私は鏡に見える私に言いつけた。


私は、ベランダに出て太陽の光を浴び、背伸びをする。


「ん―!!気持ちい―♪」


空は綺麗で雲ひとつない青空。
真っ黒な烏も綺麗に見える位の青空だった。

追いかけっこする小鳥達。



「ココロ様―!どこですか?」
大好きな人が私を探す声。


「今行く―!」

大輔さんの所へ、私は走っていく。
花畑にいた蝶が飛び去っていった。



「ハルカ様…と大毅さんは…?」
「まだ寝てるよ?」
「なら、先にココロ様、召し上がってください」


いつも豪華だけど…今日はいちだんと豪華だった。



何か…大輔さん、お母さんとお父さんがいるからって気合い入れてる?


何回も天井を見て、二階の様子を気にする大輔さんが面白くて、笑いが堪えきれなかった。


「ははっ!大輔さん…そんなに緊張…ハハハハッ!!」


大輔さんの顔が赤面していく…。


そんな大輔さんが可愛くて…今にも抱き締めたくなるくらい…。


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