あたしの執事
「ありがと…」


大輔さんは、何も言わずに頷いた。



私達は、ゆっくり…コンビニに向かった。途中、捨て犬が私の方を見て、目をうるうるさせる。


「どうしたの…?」

…キューン

白い毛があちらこちら茶色になっている。誰が…捨てるの…?



私は、そっと犬を持ち上げた…。


「ココロ様っ!!お気持ちは分かりますが…触るのは…」
「こんなに、助けを求めてるのに無視なんて…私できない!!」
「ココロ様…」


私は、その犬を撫でた…。
目を瞑って尻尾を振る。



「もう大丈夫だよ…大輔さん…ちょっとここで待ってて…私…生クリームたっプリン…買ってくるから」



返事も聞かずに私はコンビニへ走った。



だって…断られるのが分かってたから…。



「いらっしゃいませ」


久しぶりに来る場所…。
私はコンビニに入るとすぐにプリンコーナーへ行った。
そして…生クリームたっプリンをカゴに入れ、そして…さっきの子犬の為にソーセージもカゴに入れた。
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