あたしの執事

「うん」


そして、私は凌ちゃんの裾を引っ張り、メリーゴーランドへ向かう。


「え!?俺も!?」
「当たり前でしょ!!」
「いや……俺はここで見てるよ」



私は一人で列に並ぶ……。
何で……一緒に並ぶくらいしてくれたっていいじゃん……。


私は凌ちゃんの方を見た。


「誰……?」


そこには凌ちゃんと、知らない男の人がいた……。
あきらかに年上っぽいけど……。
絡まれてる……わけではないよね……?
何か仲良さそう……。


あ……今チラって私の方を二人で見た……。



私はそっちが気になって仕方なかった……。
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