彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
初夜の小春
あっちぃー…
電車からホームへおりた途端
強烈な暑さで俺は思わず
顔をしかめた。
俺は改札を出て
レンガ造りの駅のベンチに座り込む。
待ち合わせまであと10分ー…
辺りを見渡すと
駅の前には木漏れ日の綺麗な
石畳の坂道が続いていた。
駅にある地図をみると
坂道の向こうには緑地公園が
広がっているらしい。
ペットボトルの水を飲んでいると俺の前に一台の赤い車が停まった。
『…石田くん?』
運転席の窓から
40代ぐらいのおばさんが
顔を出した。
俺は腰をあげて
足元に置いていた旅行バッグを持った。
『はい。石田直樹です。
よろしくお願いします』
ぺこりと頭を下げる。
『あらぁ、直くんすっかり
大人になったんやねぇ。』
おばさんは
ふふふと笑った。
おばさんに言われて俺は
助手席に乗り込んだ。
『この度は…お世話になってすみません。』
『うちは全然かまへんのよ~。
ゆっくりしてねぇ。』
おばさんは
明るい笑顔で言ってくれた。
電車からホームへおりた途端
強烈な暑さで俺は思わず
顔をしかめた。
俺は改札を出て
レンガ造りの駅のベンチに座り込む。
待ち合わせまであと10分ー…
辺りを見渡すと
駅の前には木漏れ日の綺麗な
石畳の坂道が続いていた。
駅にある地図をみると
坂道の向こうには緑地公園が
広がっているらしい。
ペットボトルの水を飲んでいると俺の前に一台の赤い車が停まった。
『…石田くん?』
運転席の窓から
40代ぐらいのおばさんが
顔を出した。
俺は腰をあげて
足元に置いていた旅行バッグを持った。
『はい。石田直樹です。
よろしくお願いします』
ぺこりと頭を下げる。
『あらぁ、直くんすっかり
大人になったんやねぇ。』
おばさんは
ふふふと笑った。
おばさんに言われて俺は
助手席に乗り込んだ。
『この度は…お世話になってすみません。』
『うちは全然かまへんのよ~。
ゆっくりしてねぇ。』
おばさんは
明るい笑顔で言ってくれた。