彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
『っ………』
俺は思わず
俯いてしまった。
胸が熱くなる。
なんだよ小春ちゃん。
ずっとヘラヘラ
してた癖に。
なんでそんなとこは
見抜けんだよ。
なんでそんなまで
俺を心配してくれんだよ…
俺なんか―…
小春ちゃんを
傷付けたくない
そう理由をつけつつ
自分が傷付くのも
嫌だった。
それで避けてたのに…
そんな俺を心配してんの?
小春ちゃん…
俺はため息をついた。
『心配かけて…ごめん』
俺はゆっくり腰をあげて
小春ちゃんの手から
バスタオルを取った。
バサッ
そのままひろげて
小春ちゃんの
頭にのせる。
タオルから
顔を覗かせる
小春ちゃん。
俺を見上げる瞳が
少し濡れている。
髪のせい?
泣いてんのか?
胸が切なくなる。
ゴシゴシと
小春ちゃんの濡れた髪を
拭いてやる。
『…嫌いなんかじゃないよ』
もう隠せない―…
誤魔化せない。
『…好きなんだ。』
俺は小春ちゃんを
好きになってしまったんだ…
俺は思わず
俯いてしまった。
胸が熱くなる。
なんだよ小春ちゃん。
ずっとヘラヘラ
してた癖に。
なんでそんなとこは
見抜けんだよ。
なんでそんなまで
俺を心配してくれんだよ…
俺なんか―…
小春ちゃんを
傷付けたくない
そう理由をつけつつ
自分が傷付くのも
嫌だった。
それで避けてたのに…
そんな俺を心配してんの?
小春ちゃん…
俺はため息をついた。
『心配かけて…ごめん』
俺はゆっくり腰をあげて
小春ちゃんの手から
バスタオルを取った。
バサッ
そのままひろげて
小春ちゃんの
頭にのせる。
タオルから
顔を覗かせる
小春ちゃん。
俺を見上げる瞳が
少し濡れている。
髪のせい?
泣いてんのか?
胸が切なくなる。
ゴシゴシと
小春ちゃんの濡れた髪を
拭いてやる。
『…嫌いなんかじゃないよ』
もう隠せない―…
誤魔化せない。
『…好きなんだ。』
俺は小春ちゃんを
好きになってしまったんだ…