彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
小春ちゃんが
出かけた後
俺と太一くんは
家庭教を始めた。
太一くんの部屋。
太一くんは
シャーペンを回しながら
呟いた。
『前から変態やったけど
あんな壊れ方は初めてです…』
俺は問題集を持ちながら
苦笑いする。
俺もあんな風になるとは
予想していなかったよ…。
くるり
太一くんは
イスを回して
ベッドに腰かけている
俺を見た。
『夜に陰オーラ出してた時から
思ってたんですけど…』
太一くんは
ためらいがちに言う。
『直樹くん絡んでます?』
やっぱり…
そう気付くよなぁ。
俺は言うかどうか
迷っていた。
というよりは
どう言うかを迷っていた。
…デリケートな問題だし。
一応、小春ちゃんは
太一くんのお姉さんだ。
俺はお姉さんと
お付き合いするんだ。
俺は少し咳払いをする。
太一くんから
ちょっと視線を外して
『うん。実は言いたいことがあるんだ。』
と言った。
出かけた後
俺と太一くんは
家庭教を始めた。
太一くんの部屋。
太一くんは
シャーペンを回しながら
呟いた。
『前から変態やったけど
あんな壊れ方は初めてです…』
俺は問題集を持ちながら
苦笑いする。
俺もあんな風になるとは
予想していなかったよ…。
くるり
太一くんは
イスを回して
ベッドに腰かけている
俺を見た。
『夜に陰オーラ出してた時から
思ってたんですけど…』
太一くんは
ためらいがちに言う。
『直樹くん絡んでます?』
やっぱり…
そう気付くよなぁ。
俺は言うかどうか
迷っていた。
というよりは
どう言うかを迷っていた。
…デリケートな問題だし。
一応、小春ちゃんは
太一くんのお姉さんだ。
俺はお姉さんと
お付き合いするんだ。
俺は少し咳払いをする。
太一くんから
ちょっと視線を外して
『うん。実は言いたいことがあるんだ。』
と言った。