彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
俺はもう一度
小さく咳払いをした。
『実は…小春ちゃんを
好きになったんだ』
改めて
言葉に出すと…
我ながら
信じられない。
まさか大阪にきて
女子高生と恋に落ちるなんて
1ヶ月前は
予感すらしてなかった。
『……それ…ドッキリですか?』
『いや…本当だよ。』
『………』
言葉を失った太一くんは
そのまま頭を抱えこんだ。
少しの沈黙
扇風機のまわる音と
窓の外の
蝉の声だけが聞こえる。
俺はジュースに
手を伸ばす。
カラン…
氷が入ったコップは
汗をかいていて手が濡れた。
オレンジジュースを
一口飲んで言う。
『それで昨日…
付き合うことになったんだ』
頭を抱えたままの
太一くん。
やっぱりショックだよなぁ…
太一くんはようやく
声を出した。
『……信じられへん…』
『うん、ごめんな。』
太一くんは顔を上げて
謝る俺を見る。
『直樹くんがええなら…
良いんですけど。』
太一くんは
少し困った顔で頬をかく。
『むしろ直樹くんなら
俺は嬉しい』
太一くん…
教え子に信頼されてるようで
嬉しい台詞だった。
『ただマジで信じられへんくて…あんな変態のどこに惚れる要素が…』
本気で不思議がる太一くんに
俺は笑う。
小さく咳払いをした。
『実は…小春ちゃんを
好きになったんだ』
改めて
言葉に出すと…
我ながら
信じられない。
まさか大阪にきて
女子高生と恋に落ちるなんて
1ヶ月前は
予感すらしてなかった。
『……それ…ドッキリですか?』
『いや…本当だよ。』
『………』
言葉を失った太一くんは
そのまま頭を抱えこんだ。
少しの沈黙
扇風機のまわる音と
窓の外の
蝉の声だけが聞こえる。
俺はジュースに
手を伸ばす。
カラン…
氷が入ったコップは
汗をかいていて手が濡れた。
オレンジジュースを
一口飲んで言う。
『それで昨日…
付き合うことになったんだ』
頭を抱えたままの
太一くん。
やっぱりショックだよなぁ…
太一くんはようやく
声を出した。
『……信じられへん…』
『うん、ごめんな。』
太一くんは顔を上げて
謝る俺を見る。
『直樹くんがええなら…
良いんですけど。』
太一くんは
少し困った顔で頬をかく。
『むしろ直樹くんなら
俺は嬉しい』
太一くん…
教え子に信頼されてるようで
嬉しい台詞だった。
『ただマジで信じられへんくて…あんな変態のどこに惚れる要素が…』
本気で不思議がる太一くんに
俺は笑う。