彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
8月も後半に入る。
まだまだ暑い毎日が続く。
小春ちゃんの部屋で
机に向かう小春ちゃんの背中を見る。
夕方のこの時間
もう毎回モデルをする事はなくなった。
だいぶラフ画が
たまったらしい。
今は漫画の下書きとやらを
しているんだとか。
漫画は相変わらず
見せてくれないし
モデルも毎回はしない。
じゃあ俺いる意味ないじゃん。
そう言うと
『直樹くん分かってへん!!』
と怒られた。
だから今でも毎日
この時間はこの部屋にいるんだけど…
やっぱりやることは無い。
ベッドに腰かけて
小春ちゃんを見つめる。
こんな時間も
あと少しだな…。
何もしないということは
今の俺にとっては…
余計なことを考えて
寂しくなるということだった。
観察していて
気付いた事。
小春ちゃんは絵を描くとき
油絵やデッサンだと
姿勢が良いのに
漫画だと猫背になるんだ。
目と紙がかなり近い。
俺はベッドから腰を上げて
小春ちゃんの背後に近づく。
目が悪くなるよ―…
と言うつもりだったが
ただ言うんじゃ
つまらないな…。
俺が近いてるのに
気付かない小春ちゃん。
猫背のまま
黙々と描き続けている。
相変わらず
すごい集中力だな。
まだまだ暑い毎日が続く。
小春ちゃんの部屋で
机に向かう小春ちゃんの背中を見る。
夕方のこの時間
もう毎回モデルをする事はなくなった。
だいぶラフ画が
たまったらしい。
今は漫画の下書きとやらを
しているんだとか。
漫画は相変わらず
見せてくれないし
モデルも毎回はしない。
じゃあ俺いる意味ないじゃん。
そう言うと
『直樹くん分かってへん!!』
と怒られた。
だから今でも毎日
この時間はこの部屋にいるんだけど…
やっぱりやることは無い。
ベッドに腰かけて
小春ちゃんを見つめる。
こんな時間も
あと少しだな…。
何もしないということは
今の俺にとっては…
余計なことを考えて
寂しくなるということだった。
観察していて
気付いた事。
小春ちゃんは絵を描くとき
油絵やデッサンだと
姿勢が良いのに
漫画だと猫背になるんだ。
目と紙がかなり近い。
俺はベッドから腰を上げて
小春ちゃんの背後に近づく。
目が悪くなるよ―…
と言うつもりだったが
ただ言うんじゃ
つまらないな…。
俺が近いてるのに
気付かない小春ちゃん。
猫背のまま
黙々と描き続けている。
相変わらず
すごい集中力だな。