彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
夕飯を食べながら

俺は太一くんとこの後、勉強をみる約束をした。

『お風呂、最初に使ってね』

という、おばさんのご厚意に甘えて

夕飯の後俺はお風呂に入った。


お風呂から上がったその足で
太一くんの部屋に行く。

『今なにしてるの?』

俺はタオルで頭をふきながら
机の上を覗きこんだ。


『数学です』

太一くんは答えた。

俺は太一くんの解いてるノートを見た。


『赤本とかってもう試してる?』


赤本ってのは
過去の試験問題集なんだけど。

『いや…まだです』


『そっか―。
なら明日買いに行って、赤本もやり始めようか。』

『おす』


…太一くんは体育会系なのか?

すごい礼儀正しいなぁ


俺は感心しながら、
太一くんに数学を教えた。
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