彼に恋した夏(方言企画大阪弁編)
そんな俺に小春ちゃんが
持っていた紙袋を差し出した。
『これ。恥ずかしいから新幹線中で読んでなぁ』
笑う小春ちゃん。
『…なに?』
『漫画のコピー!頑張ってんけどまだペン入れは出来てへんねんけど…』
もじもじする小春ちゃん。
いとおしくて
たまらない…
俺は紙袋を受け取った。
『帰路でBL読むのも悪くないね。』
俺の笑顔に
小春ちゃんは頬を染めた。
小春ちゃん…
俺は小春ちゃんの頭を
そっと撫でる。
『ありがとう』
俺が微笑むと
小春ちゃんの丸い目に
たくさんの涙がたまった。
『うちこそ……』
そこまで言って
小春ちゃんは黙りこんだ。
小春ちゃんの
声にならない気持ちが
大粒の涙になって溢れだす。
ぽろぽろ…
止まらない涙が
小春ちゃんの頬を濡らす。
いつも笑顔の小春ちゃんが
はじめて見せた涙。
俺は小春ちゃんを
優しく抱きしめた。
『よしよし…』
俺に夢を教えてくれた
小春ちゃん
遠距離なんか大丈夫と言ってくれた小春ちゃん
今度は俺が
小春ちゃんを励ますよ。
『ふっうあぁあぁん…』
よっぽど我慢していたのか…
一気に泣き出す
小春ちゃん。
持っていた紙袋を差し出した。
『これ。恥ずかしいから新幹線中で読んでなぁ』
笑う小春ちゃん。
『…なに?』
『漫画のコピー!頑張ってんけどまだペン入れは出来てへんねんけど…』
もじもじする小春ちゃん。
いとおしくて
たまらない…
俺は紙袋を受け取った。
『帰路でBL読むのも悪くないね。』
俺の笑顔に
小春ちゃんは頬を染めた。
小春ちゃん…
俺は小春ちゃんの頭を
そっと撫でる。
『ありがとう』
俺が微笑むと
小春ちゃんの丸い目に
たくさんの涙がたまった。
『うちこそ……』
そこまで言って
小春ちゃんは黙りこんだ。
小春ちゃんの
声にならない気持ちが
大粒の涙になって溢れだす。
ぽろぽろ…
止まらない涙が
小春ちゃんの頬を濡らす。
いつも笑顔の小春ちゃんが
はじめて見せた涙。
俺は小春ちゃんを
優しく抱きしめた。
『よしよし…』
俺に夢を教えてくれた
小春ちゃん
遠距離なんか大丈夫と言ってくれた小春ちゃん
今度は俺が
小春ちゃんを励ますよ。
『ふっうあぁあぁん…』
よっぽど我慢していたのか…
一気に泣き出す
小春ちゃん。